会長挨拶

内山温会長

日本周産期・新生児医学会 第44回周産期学シンポジウム

会長内山 温

(東海大学医学部総合診療学系 小児科学 教授)

会場に是非お越しください!

このたび、日本周産期・新生児医学会 第44回周産期学シンポジウムの開催を担当させていただく東海大学医学部総合診療学系小児科学の内山温と申します。
テーマは、『未来へつなげる周産期学 -子宮内環境と児のWell-beingを考える-』です。会期は2026年1月16日(金)・17日(土)の2日間、会場はパシフィコ横浜 アネックスホールです。

母児のWell-beingの実現は、周産期・新生児医療に携わる全ての従事者の願いです。その実現には、出生前からの適切な対処が不可欠です。すなわち子宮内環境と児の状態を正しく評価して、必要に応じて介入することが重要になります。周産期学の進歩によって、子宮内環境に対する適切な評価や介入が可能となった疾患がある一方で、依然として評価も介入も困難な疾患が存在しています。したがって、本シンポジウムから得られる新たな知見は僅かかも知れません。しかしながら、たとえごく僅かであったとしても、その積み重ねが未来の母児のWell-being の実現につながっていくと確信しています。このような経緯から、本シンポジウムのテーマが決定されました。

周産期学シンポジウムが独立した学術集会として開催されるのは、今回が最後になります。次回以降は、毎年夏に開催されている日本周産期・新生児医学会学術集会の中で行われる方針で話が進められています。したがって、第44回周産期学シンポジウムは、新しいかたち、すなわち未来の周産期学シンポジウムへつなげる特別な位置付けの学術集会としての意味合いも兼ねていることから、これまでの歴史を振り返る講演や展示などの特別企画も計画しています。オンディマンド配信も予定しておりますが、特別企画の展示は現地でのみご覧いただくことが可能です。開催会場のパシフィコ横浜 アネックスホールに是非お越しください。

多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

2025年5月